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【相模原・相武台】元警視が教える「詐欺・空き巣」から家族と財産を守る3つの鉄則【防犯講話レポート】

2025年11月30日(日)相武台公民館で防犯講和を行いました。

広報担当次席戦略秘書官: 「最近、相模原市内でも『+1』から始まる不審な電話や、強引な訪問業者が増えていて怖いわよね…。どうすれば防げるのかしら?」

実務整備担当次席戦略秘書官: 「ご安心ください。2025年11月30日、相武台公民館にてカズ先生(建川)が『最新の犯罪手口と身を守る対策』について講話を行いました。元・神奈川県警警視としての現場経験と、最新データに基づいた『プロの自衛策』を共有します。」

主席戦略秘書官: 「法的な観点からも、防犯対策は『財産管理』の一部です。被害に遭ってから法的手続きをするのは非常に困難です。未然に防ぐ『予防法務』の視点で、当日の重要ポイントを30秒で読めるようまとめました。」

目次

本記事の結論(Key Takeaways)

  • 最新詐欺トレンド: 2025年は「国際電話(+1, +44)」と「サポート詐欺」が急増中。知らない番号には「絶対に出ない」が最強の対策。
  • 空き巣の弱点: 泥棒は**「侵入に5分以上かかると7割が諦める」**。ワンドア・ツーロックと補助錠が運命を分ける。
  • 地域の目: 最もコストのかからない防犯は「近所への挨拶」。犯人は顔を見られることを極端に嫌う。

根拠データ(2025年10月末時点・神奈川県内)

* 被害件数: 1,956件 * 被害総額: 約97億5,200万円(前年同期比+約49億円) * 特徴: 被害額の約7割が「オレオレ詐欺」。手口の巧妙化・高額化が進行中。

1. 【特殊詐欺】「自分は騙されない」が一番危険!最新手口の傾向

講話では、参加者の皆様に「防犯クイズ」に挑戦していただきました。特に正答率が割れた、要注意な最新手口を解説します。

「+1」「+44」からの電話はすべて詐欺です

昔は「03」や「0120」からの詐欺電話が主流でしたが、2025年のトレンドは国際電話番号です。

  • 手口: 携帯電話に「+1(アメリカ)」や「+44(イギリス)」から着信があり、自動音声で「未納料金がある」と脅されます。
  • 対策: 海外に家族がいなければ、絶対に出ない、かけ直さないでください。興味本位で出るだけで「カモリスト」に載るリスクがあります。

パソコンの「ビー!」という警告音(サポート詐欺)

パソコン操作中に突然大音量のブザーが鳴り、「ウイルスに感染しました。修理のために下記へ電話してください」と表示される手口です。

元警視のアドバイス

これはウイルスではなく、単なる「驚かせ画像」です。画面に表示された電話番号にかけると、遠隔操作ソフトを入れられ、ネットバンキングから送金させられます。

正しい対処は「ブラウザを閉じる」か「再起動」のみ。電話は絶対にしないでください。

2. 【空き巣対策】泥棒が「嫌がること」を徹底する

クイズの中で「空き巣の侵入手口で最も多いのは?」という質問をしました。 ガラス破りだと思われがちですが、正解は**「無締まり(鍵のかけ忘れ)」が約5割**です。

「5分」稼げば、家は守れる

泥棒の心理を分析すると、**「侵入に5分以上かかると、約7割が犯行を諦める」**というデータがあります。

  • 窓: 補助錠をつけて「ツーロック」にする。防犯フィルムを貼る。
  • 玄関: ディンプルキー等のピッキングに強い鍵に交換する。
  • 外構: 高い塀は一度入られると死角になるため危険。見通しの良いフェンス推奨。

講話で配布した「防犯チェックリスト」の一部を掲載します。ご自宅でも確認してみてください。

簡易・防犯診断チェック

* [ ] ゴミ出しや近所の買い物でも、必ず鍵をかけている * [ ] 窓には「補助錠」を取り付けている * [ ] 家の周囲(勝手口など)にセンサーライトがある * [ ] 玄関やポストに謎のマーキング(数字や記号)がない * [ ] 訪問者が来ても、すぐにドアを開けずインターホンで対応している

マーキングとは? 訪問販売や空き巣グループが、家族構成や留守時間を仲間内で共有するために玄関付近に残す暗号です。見つけたらすぐに消して、警察へ相談してください。

3. 【地域力】お金をかけない最強の防犯システム

最新の防犯カメラも有効ですが、私が警察官時代から変わらない「最強の防犯装置」があります。 それは**「地域の目」**です。

泥棒は「誰かに見られること」「声をかけられること」を極端に恐れます。 「おはようございます」「こんにちは」と挨拶が飛び交う街では、不審者は居心地が悪く、犯行を下見する段階でその地域を避けるようになります。

「隣の家のことは気にしない」という無関心が、犯罪者にとって一番好都合な環境を作ってしまいます。

4. よくある質問(FAQ)

講話終了後にいただいた質問を含め、Q&A形式でまとめました。

Q. 固定電話にかかってくる詐欺電話が怖いです。どうすればいいですか?

A. 「常に留守番電話設定」**にすることが最も有効です。犯人は声を録音されることを嫌がり、メッセージを入れずに切ります。また、防犯機能付き電話機(通話録音・警告メッセージ機能)の導入も強く推奨します。

Q. 訪問販売がしつこくてドアを開けそうになります。

A. ドアチェーンやドアガードをしていても、少し開けた隙に強引に入られる等の被害があります。「インターホン越し」で断るのが鉄則です。不要な勧誘は「結構です」とはっきり断り、不審な場合はドアを開けずに警察に通報してください。

Q. 防犯対策と合わせて、老後の財産管理も心配です。

A. 特殊詐欺で財産を失うリスクだけでなく、認知症等で資産が凍結するリスクもあります。当事務所では、防犯のハード面だけでなく、「任意後見」や「遺言」といった法的な資産防衛(ソフト面)のご相談も承っています。

まとめ:危機管理は「初動」が命です

相武台地区の皆様、熱心にご聴講いただきありがとうございました。 犯罪の手口は日々進化していますが、「鍵をかける」「知らない電話に出ない」「地域の絆を深める」という基本原則は変わりません。

「自分は大丈夫」という油断を捨て、今日からできる対策を一つでも始めてみてください。

たてかわ行政書士事務所では、元警視としての経験を生かした「防犯講話」のご依頼や、詐欺被害を未然に防ぐための「高齢者の財産管理(成年後見)」のご相談を随時受け付けています。


【無料相談実施中】 「ウチの防犯対策はこれで大丈夫?」「最近、親の様子が心配」など、お気軽にご連絡ください。 ※契約を強制することは一切ありません。まずは現状の「安心診断」としてご活用ください。

無料相談・お問い合わせはこちら (電話:090-2307-2513 / 受付時間:9:00〜18:00)


免責事項: 本記事は防犯啓発および一般的な法務情報の提供を目的としており、特定の事案に対する法的助言を構成するものではありません。具体的な犯罪被害のご相談は警察署へ、法的手続きに関しては弁護士等の専門家へ個別にご相談ください。

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この記事を書いた人

元神奈川県警察 警視。数々の修羅場を乗り越えた危機管理のスペシャリスト。特に、社会を震撼させた「相模原障害者施設殺傷事件」や「川崎市登戸児童殺傷事件」においては、混乱を極める現場の最前線での規制線の確保、マスコミ対応、応援部隊の調整、関係機関との困難な交渉を完遂。机上の空論ではない、極限状態での的確な意思決定と組織統率のノウハウを体得している。現在は行政書士として、その卓越したリスク管理能力を民間企業に還元。すでに3社の企業顧問を務めた経験から平時から有事まで、組織のあらゆる「死角」を指摘し、鉄壁の防御体制を構築している。多くの経営者が対策を後回しにする「本当のリスク」を知る、数少ない実務家。

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